寒天

天草を洗っては干し洗っては干し、それを何日も繰り返して、煮溶かして冷やし固める。
子どもの頃、夏休みのおやつといったらこの寒天。
フルーツ缶でみつ豆にしてくれるのが嬉しかったものです。
おじいちゃんが猟師さんから買って持ち帰り、裏の土間に七輪を置いてグツグツ煮溶かしている光景は記憶にあります。
その頃は当たり前のように食べていたけれど、実はすごい手間と時間がかかっていたんだと、大人になって気づかされます。
この天草は勝浦に住む弟が採ったもの。 そして母が寒天にしてくれました。
毎年夏に作ってくれるけれど、出来上がったのをもらって帰るだけなので(すみません)、
子どもたちは、今回たぶん初めて 天草を見たと思います。
そしてその寒天を冷やし固めているバット。
中はクリームがかった白、外回りはモスグリーンで縁取りが濃紺のホーローバット。
おばあちゃんが使っていたのをそのまま母が受け継ぎ、もう60年選手ぐらいかな。
いまだ現役。 すごいです。 選んだおばあちゃん、ナイスです。
